2024 RNIアドベントカレンダー1日目 iOS版CODEで使えそうなAppleの技術を振り返る
リサーチ・アンド・イノベーションの中島です。
RNIアドベントカレンダー 1日目の記事です。
Appleは毎年WWDCで新しい技術の発表を行うのが通例ですが、あまり流行らずに忘れられていく技術も多々あります。 この記事ではいくつかの技術を振り返ろうと思います。
目次:
VisionKit Data Scanner
VisionKitのData Scannerとは:このフレームワークは、AVCaptureとVisionを組み合わせて、シンプルなSwift APIで機械可読コードやテキストをライブキャプチャできるようにするものです。
WWDC2022で紹介されたテキスト、QRコードなどを読み取るフレームワークです。
- 読み取ったコード範囲にハイライト
- オンデバイスで実行される
- 対応しているバーコード形式が多い
- 簡単に実装できる
- iOS16に対応している端末以降で使用可能
- CODEの最低OSバージョンは16.0(執筆時点)
- CODEの最低OSバージョンは16.0(執筆時点)
このライブラリで読み取れる機械可読コードの中にバーコードが含まれている為、CODEでの採用を一度検討してみましたが、 使用中のライブラリと比較してパフォーマンスが劣化する問題や読み取り速度が低下するなどの問題があった為、断念しました。

既存の実装自体は非常に簡単なので個人開発などで簡易的な読み取り機能が必要なときはこちらを利用するのが良いのではないかと感じました。
こちらはiOSDC2024 「楽しく簡単に!QRコードの読み取り機能を実装しよう」のセッションからヒントを経て、検討しました
App Clip
一時的に使用できる簡易アプリという位置付けのものらしいです iOS14で公開されて機能のようですがSwift愛好会での認知度が40%、カンファレンスでの認知度が半数程度と開発者間での認知度も低い為、一般利用者の認知度もかなり低そうです。
表示できる形式は2種類で、デザインなどにも色々規定があるようです。 QRコードみたいですね〜
本アプリへの誘導などもできるようなので、広告や展示などで一時的にアプリの使用感を体験してもらうなどの場合に利用できそうです。
CODEでは一時的なプロフィール情報だけ入力してもらってレシートとバーコードを撮影→本アプリを入れると実際にポイントがもらえます などの動線確保として役立ちそうですね✨
おまけ

自作キーボードも最近はどんどん盛り上がってきているようで都内でイベントが何回か開催されているのを観測しました。
今年は新規で1台作りまして、遊舎工房さんの工作室をお借りしてキーボードを新調しました。
以前は分割キーボードにハマっていましたが、最近はトラックボールが付いている物がお気に入りで使っています
エンジニアの間で自作キーボードも流行りつつあるので、動向をかなり注目しています
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